腹式呼吸 習得の流れ

    ポイントは3つ

    • 丹田を意識する(おへその下指3-4本分下がったところ)気が集まるところといわれています。だからパワーのある歌が歌える?!
    • 息は吐き切る
    • 丹田を中心に体を支える(丹田周り以外の体の部位はリラックスしています)

    呼吸について

    胸式呼吸(日本語発声時)は字のごとく胸を使って行う浅い呼吸です。
    対して腹式呼吸(英語発声時)は、肺の下にある横隔膜を上下させて行う深い呼吸です。

    横隔膜を押し下げることでたくさんの呼吸が入るようにします。
    この時、丹田周りの筋肉を使います。ここの筋肉を鍛えることで体を支えることが可能です。ダンスでも歌でもそうなのですが、丹田を軸にしていると無駄な体の動きがありません。肩をどんっとつかれてもぶれませんよ。

    緊張すると肩やほかの部位に力が入ってしまいますので、リラックスして行っていきましょう。
    まずは座った状態で始め、慣れたら立って行ってみてください。感覚をつかんでから立った状態で行ってくださいね。
    ※姿勢良く、あごは引いてください。

    日常的に丹田を意識して過ごされることをお勧めします。

    まずゆっくりご自身のペースで10回行います。

    ファーストステージ

    1.丹田を意識しながら、息を鼻からお腹いっぱいまで吸い込みます。
    空気を吸うとお腹周りが大きく膨らみます。
    ♪肩など力は入っていませんか?リラックスして行ってください。

    2.口から息を吐いていきます。(息を吸う時間の倍はかけてください)
    ピンポン玉を胃のあたりから丹田の方までぐぐぐーっと押し下げていくイメージで行ってみてください。
    ぎりぎりまで吐き切りましょう。
    酸欠にならないよう気をつけてください。

    3.息を吐き切ったら、腹周りの緊張をいっきに開放します。力を抜きます。
    自然とたくさんの空気が入ってきませんか?その状態を保って4へ

    4.空気がたくさん入った状態で、10m先に人がいると思って『おーーーーい』といってみてください。いつもと違う太くたくましい声がでてきませんか?
    ♪発展:今度は10m後ろの人に『おーーーーい』といってみてください。声が全く違って聞こえませんか?このように声を前、後ろ、上にコントロールしてみましょう。

    ※体が覚えるまでしばらく続けてセカンドステージへ

    セカンドステージ (20回)

    歌のための腹式呼吸のトレーニングを行っていきます。
    丹田を意識して呼吸ができるようになりましたね?
    では、今度は短い時間で腹式呼吸を行えるように訓練していきましょう。

    〇 10秒で『一連の流れ』を行う(5回)
    〇 5秒で一連の動作を行う(5回)
    〇 1秒で一連の動作を行う(手拍子で息を吐き切り、自然と息が入ってくる状態にします スーーハッ)(10回)手拍子に合わせて
    (好きなミュージシャンの曲を聴いてみてください。皆さん一瞬で息を吐き切って次のフレーズへ進んでいますよ)
    ♪丹田下のお腹周りは、『押しては戻る』の浮き輪に空気を入れるポンプの動きに似ています。その動きを速めた感じです。

    がんばってください。

    『一連の流れ』
    1.スーッと言いながら口から息を吐いていきます。
    ここでのポイントはスーーーーストンっという感じで息を吐き切ります。
    ※息を吐き切ることに注力してください。

    2.自然と緊張が解放され、空気が入ってきます。
    ※意識しなくても、吐き切ることで空気が自然と入ってきます。

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